スマートフォン・モバイル実務検定の過去問はある?
公式の案内はサンプル問題12問だけ。代わりの練習法
- 過去問の案内は、公式ページにありません。MCPC の公式ページで公開されているのは、サンプル問題12問と解答(PDF)だけです。解説はありません。
- サンプル問題は、空欄に入る語句を選ぶ形式が12問中10問で、選択肢はすべて4つです。本番の形に慣れるのに役立ちます。
- 12問では全10章の範囲を確かめきれないので、公式テキストを章ごとに読み、章ごとに問題を解く練習で補います。
公式サイトに過去問の案内はない
スマートフォン・モバイル実務検定を実施する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の公式ページには、過去問の案内がありません。公式ページで公開されているのは、次の2つです。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| サンプル問題(PDF) | 12問。すべて4つの選択肢から選ぶ形 |
| 解答(PDF) | 12問の正解と、テキストのどこに載っているかの案内。解説はない |
サンプル問題の PDF の表紙には、問題のレベルや出題形式の目安をつかむためのもので、実際の試験問題とは異なる、と書かれています。本番の試験は、60問・60分の CBT です。合格基準と解答は非公開です。つまり、本番の問題を事前に見る方法はなく、手に入る公式の問題はサンプル問題の12問だけです。
サンプル問題から分かること
12問しかありませんが、どんな問われ方をするのかがつかめます。
- 空欄に入る語句を選ぶ形式が、12問中10問です。そのうち3問は、空欄が2つあり、語句の組み合わせを選びます。片方だけ合っていても正解になりません。
- 「不適切な記述を選ぶ」問題があるので、問題文の「適切」「不適切」を読み落とさないことが大切です。
- 解答には、各問がテキストのどの章に載っているかが書かれています。それによると、12問は第1・2・3・4・5・8・9・10章にまたがり、1問は「新問時事問題」とされています。範囲は広く、章の偏りも少ないと考えられます。
サンプル問題は、公式サーバー上のファイルの更新日が2022年3月31日です。形式に慣れるために使い、内容は公式テキストで確かめるのがよい使い方です。
過去問の代わりにできる練習
過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。
- サンプル問題を、時間を計って解く: 12問を12分くらいで解き、形式と時間の感覚をつかみます。最初に1回、仕上げにもう1回解くと、伸びが分かります。
- 章を読むごとに、その章の問題を解く: 全10章から出るので、章ごとに問題で確かめます。章ごとの出題のポイントは「第1章の要点」のような章の要点の記事にまとめています。
- 本番と同じ60問・60分を通しで解く: 試験の前に一度は、時間を計って最後まで解き、1問約1分のペースを体で覚えます。
間違えた問題は、正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで公式テキストで確かめると、似た用語が並ぶ選択肢に強くなります。
試験の範囲と難しさは「難易度は?合格率78.2%と油断できない理由」、勉強の計画は「勉強時間の目安と計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
移動体通信事業をMNOとして始めるには、全国に基地局を設置するなどの条件を満たした上で、1から免許の付与を受ける必要がある。
答えと解説を見る
正解は 4(総務省)です。
【概要】
MNOになるには、通信設備の構築や24時間の運用体制の整備などの条件を満たし、総務省から免許の付与を受ける必要がある。必要な資本や人員が大きいため、MNOの数は限られる。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 経済産業省あなたの解答 経済産業省は、産業の振興などを担う省庁であり、MNOの免許を付与する機関ではない。
- 2. 消費者庁あなたの解答 消費者庁は、消費者行政を担う省庁であり、MNOの免許を付与する機関ではない。
- 3. 国土交通省あなたの解答 国土交通省は、交通や国土に関する行政を担う省庁であり、MNOの免許を付与する機関ではない。
- 4. 総務省正解あなたの解答 MNOの免許を付与するのは総務省であり、事業者識別番号を各移動体通信会社に割り当てるのも同じ省庁である。
問2
国際電話であることを表す国際電話識別番号は国ごとに異なり、日本から海外へ国際電話をかけるときに最初にダイヤルする番号は1である。
答えと解説を見る
正解は 2(010)です。
【概要】
010は、日本の国際電話識別番号であり、海外へ国際電話をかけるときに最初にダイヤルする番号である。続けて相手先の国番号と国内電話番号をダイヤルする。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. 00あなたの解答 00は、フランスなど日本以外の国で使われる国際電話識別番号であり、日本の識別番号ではない。
- 2. 010正解あなたの解答 日本から海外へかけるときの最初の番号という条件に合うのは、この番号である。
- 3. 81あなたの解答 81は、日本の国番号であり、国際電話識別番号ではない。
- 4. 171あなたの解答 171は、災害用伝言ダイヤルの特番であり、国際電話であることを表す番号ではない。
第1章の50問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
試験のあとに、本番の問題や解答は公開されますか?
公式ページには、合格基準と解答は非公開と書かれています。合否は試験が終わるとすぐ画面に表示されますが、本番の問題を見直せるのは受けた人の記憶の中だけです。
サンプル問題は、いまのテキストの版に合っていますか?
サンプル問題の PDF は、公式サーバー上のファイルの更新日が2022年3月31日で、いまの対応テキスト『モバイル基礎テキスト 第9版』(2024年9月発売)より前のものです。形式に慣れるのには使えますが、内容は第9版のテキストで確かめてください。テキストの版は「テキストは『モバイル基礎テキスト 第9版』」にまとめています。
サンプル問題だけで合格できますか?
サンプル問題は12問しかなく、全10章の範囲を確かめきれません。サンプル問題で形式に慣れたら、章ごとに問題を解いて範囲を埋め、試験の前に本番と同じ60問・60分で通して解いておくと安心です。
もちこ道場
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。