SDHC と SDXC の違い
SDカードの容量の区分
- SDHC と SDXC は、どちらもSD カードの上位規格で、違いは対応する容量です。
- SDHC は 2GB を超えて 32GB まで、SDXC は 32GB を超える大容量に対応します。通常の SD カードは 8MB〜2GB です。
- どちらも、端末側のカードスロットがその規格に対応していないと使えないので、販売のときは端末の対応を確かめます。
SDHC とは
SDHC(SDHC カード)は、SD カードの上位規格で、2GB を超える容量を実現しています。教科書では、4GB から 32GB までをサポートするとされ、スマートフォンでは、小型の microSDHC で 32GB のものが製品化されています。
SDXC とは
SDXC(SDXC カード)も、SD カードの上位規格です。32GB を超える容量を実現していて、小型の microSDXC では、教科書の2024年3月時点で 2TB のものまで製品化されています。写真や動画など、大きなデータを多く保存したいときに向く規格です。
通常の SD カードとの位置づけ
SD カード(SD / microSD)は、SD アソシエーションが中心となって開発した、着脱できる小型メモリカードです。容量は 8MB〜2GB で、外部メモリカードとして広く使われてきました。SDHC と SDXC は、この SD カードの上位にあたります。端末の小型化にあわせてカードも小型化していて、変換アダプタを使えば、上のサイズのカードとして利用できます。
違いを表で比べる
| 比べること | SD | SDHC | SDXC |
|---|---|---|---|
| 容量 | 8MB〜2GB | 2GB超〜32GB(4GB〜32GB) | 32GB超 |
| 位置づけ | 通常の SD カード | SD の上位規格 | SD の上位規格 |
| 端末側のスロット | — | SDHC に対応している必要がある | SDXC に対応している必要がある |
お客様への説明のしかた
お客様が大容量のメモリカードを買い足すとき、いちばん多い落とし穴は「カードは使えるのに、端末のスロットが対応していなかった」ことです。容量が大きいカードほど、端末側の規格の対応を確かめると伝えます。
- 32GB までのカードなら、SDHC までの対応。
- 32GB を超えるカードは、SDXC への対応が必要。
販売のときは、容量の数字だけでなく、端末の仕様でスロットの対応規格を確認してから案内します。
試験での問われ方
スマートフォン・モバイル実務検定では、第5章「モバイル機器の構造」で出ます。もちこ道場の第5章の問題(全50問)のうち、SD・SDHC・SDXC を扱う問題は6問あります。
- 穴埋め: 「32GB を超える大容量の上位規格」に SDXC、「2GB を超え 32GB までで、端末側のスロットも対応が必要」に SDHC を選ぶ。SD カード・SIM カード・コンパクトフラッシュなどが選択肢に並びます。
- 2つの空欄の組み合わせ: 外部メモリとして使う「microSD カード」と、32GB を超える上位規格の「microSDXC」を、正しい順で選ぶ。
- 記述を選ぶ: 「SDXC は 2GB までしか使えない」「端末が非対応でも全部のスマートフォンで使える」のような不適切な記述を見抜く。
覚え方
- 名前の最後の1字で覚えます。HC は High Capacity(大容量)の頭文字、XC は eXtended Capacity(さらに拡張した大容量)の頭文字です。XC のほうが大きい、と覚えます。
- 境目は 32GB。32GB まで(超えない)なら SDHC、32GB を超えるなら SDXC。
- 通常の SD は 2GB まで。SD → SDHC → SDXC の順に、容量が増えます。
第5章のほかの用語は「第5章 モバイル機器の構造の要点」にまとめています。
第5章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第5章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
スマートフォンのデータ保存容量を拡張するために用いられるメモリカードのうち、32GBを超える大容量を実現している上位規格を1という。これを使うには、端末のカードスロットがこの規格に対応している必要があるため、販売時の確認が重要である。
答えと解説を見る
正解は 3(SDXCカード)です。
【概要】
SDカードの上位規格のうち、32GBを超える大容量に対応するのはSDXCカードである。端末側のスロットもSDXC規格に対応していなければ利用できない。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. SDカードあなたの解答 SDカードは8MB~2GBの容量を扱う着脱式の小型メモリカードであり、32GB超の大容量規格ではない。
- 2. SDHCカードあなたの解答 SDHCカードは2GB超から32GBまでを扱う上位規格であり、32GBを超える容量には対応していない。
- 3. SDXCカード正解あなたの解答 SDXCカードはSDカードの上位規格として32GBを超える容量を実現しており、対応スロットが必要である。
- 4. コンパクトフラッシュあなたの解答 コンパクトフラッシュはスマートフォン用メモリカードには当てはまらず、本問のSDの上位規格ではない。
問2
従来のSDカードより大容量の上位規格で、2GBを超え32GBまでの容量をサポートし、端末側のスロットも対応していないと使えない規格は1である。
答えと解説を見る
正解は 2(SDHCカード)です。
【概要】
SDHCカードは、SDカードの上位規格であり、4GBから32GBまでの容量をサポートする。microカードを使うときは、端末のカードスロットがSDHC規格に対応している必要がある。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. SDカードあなたの解答 SDカードは、容量が8MBから2GBまでの規格であり、2GBを超える容量には対応していない。
- 2. SDHCカード正解あなたの解答 2GBを超え32GBまでの容量という条件は、この規格に当てはまる。
- 3. SDXCカードあなたの解答 SDXCカードは、32GBを超える容量を実現した上位規格であり、32GBまでという条件に合わない。
- 4. SIMカードあなたの解答 SIMカードは、電話番号などの加入者情報を記録したICカードであり、データを保存するメモリカードの規格ではない。
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よくある質問
SDHC と SDXC の境目は、何 GB ですか?
32GB です。SDHC は 2GB を超えて 32GB までに対応し、SDXC は 32GB を超える容量に対応します。通常の SD カードは 2GB までです。
容量が合えば、どんなスマートフォンでも使えますか?
使えません。microSDHC も microSDXC も、端末側のカードスロットがその規格に対応していないと使えません。大容量のカードを選ぶときは、端末の対応を確かめます。
SIM カードと SD カードは同じものですか?
別のものです。SIM カードは電話番号などの加入者情報を記録した IC カード、SD カードはデータを保存するメモリカードです。
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出題範囲は、2026年11月2日にMCPC の公式ページで確認しました。用語の説明は、もちこ道場の問題と解説をもとにまとめたものです。